トップ導入ガイド飲食店・モバイルオーダーの最新統計まとめ

飲食店・モバイルオーダーの最新統計まとめ
【2026年8月・出典付き】

結論の数字を先に3つ。①お客さまのセルフオーダー(スマホ注文)利用経験率は67.5%(2021年の26.0%から約2.6倍・ホットペッパーグルメ外食総研2025年調査)、②2025年度の最低賃金は全国加重平均1,121円(引き上げ幅+66円は過去最大・厚生労働省)、③2025年の飲食店倒産は900件で過去最多(帝国データバンク)。このページは、飲食店の経営とモバイルオーダー導入の判断に関わる統計を、発行元・調査年・調査対象つきで1か所に集約したデータ集です。数値はすべて2026年8月5日に各発行元の公表資料を確認したものです。

この記事でわかること
  • スマホ注文の利用経験は67.5%(約2.6倍)
  • 飲食店の58.6%が非正社員不足
  • 最低賃金1,121円・引き上げ幅は過去最大
  • 飲食店倒産900件の77.3%が小規模店
  • キャッシュレス比率は58.0%へ

お客さまはスマホ注文をどれくらい使っている?

外食時に自身のスマホで注文する「セルフオーダー」の利用経験率は67.5%。リクルート「ホットペッパーグルメ外食総研」の調査(2025年8月実施・2025年9月24日公表、首都圏・関西圏・東海圏対象)による数字で、2021年調査の26.0%から約2.6倍に増えました。同調査ではセルフオーダーを今後「利用したい」と答えた人も52.5%と、前回調査から増えています。

事業者側のデータもあります。モバイルオーダー大手のダイニーが自社導入店舗の実データを集計した調査では、導入店でのモバイルオーダー利用率は2022年57%→2023年61%→2024年64%と毎年上昇し、業態によっては約90%に達します(外食研究所 by ダイニー。全国の飲食店の平均ではなく、同社導入店での利用率である点に注意)。

「QRで注文してください」がお客さまに通じるかどうかは、すでに普及側に答えが出つつあります。高齢のお客さまが多い店での併用のコツは個人店のQRオーダー現実ガイドにまとめています。

飲食店の人手不足はどれくらい深刻?

帝国データバンク「人手不足に対する企業の動向調査」によると、2026年4月時点で正社員が不足している企業は50.6%(4月として4年連続で半数超)、非正社員は28.3%。業種別に見ると飲食店は非正社員(パート・アルバイト)の58.6%が不足(2026年1月調査)と、全業種の中でも最上位級です。

不足は倒産にも直結しています。同社の集計では2025年の「人手不足倒産」は427件(前年比+24.9%)で3年連続の過去最多。うち77.0%が従業員10人未満の小規模事業者でした。人が採れないことが、小さな店ほど直接、経営リスクになっています。

ホール1人で回すための具体策は人手不足の注文術で解説しています。

人件費(最低賃金)はいくらまで上がった?

2025年度(令和7年度)の地域別最低賃金は、全国加重平均1,121円(厚生労働省・答申状況)。前年度の1,055円から+66円で、目安制度が始まった1978年度以降で最大の引き上げです。今回初めて、全47都道府県で1,000円を超えました。

時給1,121円のスタッフを1日5時間・月22日雇うと、それだけで月約12.3万円。「注文を聞いて回る時間」を機械に任せられるかどうかが、そのまま人件費の話になる水準です。

飲食店の倒産・外食市場はどうなっている?

厳しい数字と明るい数字が同居しています。

市場全体は伸びているのに、小規模店の倒産は過去最多——「客はいるが、人手とコストが追いつかない」構図が、統計からそのまま読み取れます。

キャッシュレスとスマホの普及率は?

2025年のキャッシュレス決済比率は58.0%(162.7兆円)(経済産業省)。内訳はクレジットカード82.7%、コード決済10.2%、電子マネー3.7%、デビットカード3.4%です。なお2026年発表分から算出指標が「国内指標」に変更されており(従来の国際比較指標では46.3%)、過去年の数値(例:2024年42.8%)と単純比較はできません。

スマートフォンは保有世帯91.8%(総務省「令和7年通信利用動向調査」・世帯保有率)。「お客さまのスマホで注文してもらう」方式の前提は、統計上はほぼ整っています。

数字が示すこと — 小さな店の打ち手

統計を並べると、小さな飲食店の置かれた状況は次の3行に要約できます。

  1. 客側の準備は済んだ:スマホ保有91.8%、セルフオーダー利用経験67.5%。
  2. 人はもう「安く・すぐ」は採れない:最低賃金1,121円(過去最大の引き上げ)、飲食店の58.6%が非正社員不足。
  3. コスト構造を変えられない小規模店から倒れている:倒産900件の77.3%が小規模。

つまり「注文を聞いて回る仕事」を月数万円の固定費をかけずに減らせるかが、小さな店の分岐点です。方式ごとの費用構造は料金比較 完全ガイド買い切り型の損益分岐点で、当サイト運営のタクメニュー(買い切り29,800円税込・月額0円)を含めて比較できます。

引用について・出典一覧

本ページの数値はすべて下記の発行元の公表資料に基づき、2026年8月5日に確認したものです。本ページの引用・転載は、出典(各発行元と本ページ)の明記のうえ自由です。調査はそれぞれ対象・方法が異なるため、引用時は本文に記載した調査主体・調査年・調査対象をあわせてご確認ください。

よくある質問

セルフオーダー(スマホ注文)の利用率はどれくらいですか?

リクルート「ホットペッパーグルメ外食総研」の調査(2025年8月実施・首都圏/関西圏/東海圏対象)では、外食時に自身のスマホで注文する「セルフオーダー」の利用経験率は67.5%です。2021年調査の26.0%から約2.6倍に増えました。

飲食店の人手不足はどれくらい深刻ですか?

帝国データバンクの調査では、2026年1月時点で飲食店の58.6%が非正社員(パート・アルバイト)の人手不足を感じており、業種別で最上位級です。また2025年の人手不足倒産は全業種で427件と3年連続過去最多で、うち77.0%が従業員10人未満の小規模事業者でした。

最低賃金はいくらになりましたか?

2025年度(令和7年度)の地域別最低賃金は全国加重平均1,121円です。引き上げ額66円は目安制度が始まった1978年度以降で最大で、初めて全47都道府県で1,000円を超えました(厚生労働省の答申状況より)。

飲食店の倒産は増えていますか?

増えています。帝国データバンクの集計では2025年の飲食店倒産は900件で2年連続の過去最多、3年連続の増加です。負債5,000万円未満の小規模倒産が77.3%を占め、小さな店ほど厳しい状況が数字に表れています。

このページの編集:タクメニュー(小泉右)

小規模飲食店向けの買い切り型QRモバイルオーダー「タクメニュー」を個人で開発・運営しています。導入判断に使える一次情報を、出典つきで正確に届けることを方針にしています。運営者情報はこちら

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出典一覧(2026年8月5日確認)

※ 各統計は調査主体・対象・方法が異なります。最新値・正確な定義は必ず各発行元の原典でご確認ください。